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「九大日文」352020.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

語り得ぬ「病」―芥川龍之介「尾形了斎覚え書」における沈黙と了解不能性―

安河内 敬太

身体と権力の断罪―武田泰淳「蝮のすえ」におけるイデオロギー批判―

林 欣彤

松本清張『霧の旗』における事件の語り方―フィクションとノンフィクションの間に―

孫 平

書評

 

三宅芳夫著『ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960』

大場 健司

全文

 

「九大日文」35 全文

 

 

 ※「九大日文」35号の電子公開は、2020年10月を予定しています。

 

「九大日文」342019.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

講演「現代日本の開化」における「内発的」、「外発的」について―ウィリアム・ジェイムズとの関わり―

藤本 晃嗣

読者の席を考える Ⅱ―宮澤賢治「よだかの星」と連帯の可能性―

畑中 佳恵

世相繚乱、決起反逆―武田泰淳『風媒花』からみるインターナショナリズムのアポリア―

林 欣彤

松本清張『霧の旗』における女性像

孫 平

初老の女の生と性―円地文子『花散里』を中心に―

張 亜璐

アナクロニズムと「入れ子」構造―安部公房『カンガルー・ノート』から見る澁澤龍彥『高丘親王航海記』―

劉 佳寧

書評

 

関口安義著『評伝矢内原忠雄』

河内 重雄

全文

 

「九大日文」34 全文

 

 

 ※「九大日文」34号の電子公開日は、現在調整中です。

 

「九大日文」332019.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「京に着ける夕」の光景―『夜の京阪』を参照項として―

髙槻 侑吾

『こころ』における決定論と自由意志論―イッポリット・テーヌとポール・ブールジェとの関連で―

毛利 郁子

芥川龍之介における女性像―「第四の夫から」を視座として―

陳丁 颸颺

「成就」した愛―横光利一「家族会議」と島津保次郎監督の映画化を通して―

三芳 つかさ

敗戦認識と主体の軌跡―武田泰淳『審判』の思想的射程―

林 欣彤

川上未映子『乳と卵』の教材としての可能性―解釈をめぐる演習の授業実践報告―

岩下 祥子

イベント・レビュー

 

二〇一八年度台湾日本語文学国際学術研討会「日本研究の課題と展望 文学・言語・社会」 

大場 健司・賴 怡真

お知らせ

 

文学倫理学批評と学際研究―国際文学倫理学批評研究会第九回年会及び国際学術シンポジウム―

任 潔

全文

 

「九大日文」33 全文

 

 

「九大日文」322018.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

漱石はスコットランドへ行ったのか―エミール・ゾラの死と関連して―

毛利 郁子

松本清張の初期小説における語り手の姿勢―『小説研究十六講』を補助線に―

曹 雅潔

寺山修司と安部公房の比較研究―壁表象と箱表象を中心に―

YOUNG Daniel

桜庭一樹によるジェンダーの(脱)構築―『GOSICK』の主人公を中心に―

MARTINS Rafael Vinicius

書評

 

李先胤著『21世紀に安部公房を読む―水の暴力性と流動する世界』  

大場 健司

イベント・レビュー

 

国際文学倫理学批評研究会第八回年会及び国際学術シンポジウム

曹 雅潔

全文

 

「九大日文」32 全文

 

 

 注:毛利郁子「漱石はスコットランドへ行ったのか―エミール・ゾラの死と関連して―」は都合により、紙版とページ数及びページ番号が異なっています。

 

「九大日文」312018.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

山田美妙『平清盛』考―時代による古典文学再生産の様相―

海野十三における南方体験―科学小説を視座として―

尹 小娟

朴鐘碩の日立闘争と在日朝鮮人文学―『季刊まだん』の記事を中心に―

李 榮鎬

書評

 

内田康著『村上春樹論―神話と物語の構造』  

大場 健司

理論紹介

 

「文学倫理学批評」とは何か

任 潔

総目次

 

「九大日文」総目次  

全文

 

「九大日文」31 全文

 

 

「九大日文」302017.10.01

題 目

執筆者

目次

 

特集 《文学テクストの時代性・多様性》

 

歴史的事実と小説的虚構のあいだ―半井桃水「胡砂吹く風」をめぐって―

金 裕美

可能態としての漱石テクスト―小説「坊つちやん」の絵画的受容から―

髙槻 侑吾

芥川龍之介「神神の微笑」と大正期の文化意識―欧州大戦以降の〈日本的なもの〉の表象―

河田 和子

二〇〇七年の集英社文庫版『人間失格』―二つの商品性とリアリズム―

廖 韋娜

越境するテクストの構造―松本清張「湖畔の人」と「火の記憶」を中心に―

曹 雅潔

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』論―文学倫理学批評を視座に―

任 潔

書評

 

陳允元・黄亞歴編『日曜日式散歩者―風車詩社及其時代』

賴 怡真

イベント・レビュー

 

韓国日本文化学会第51回国際学術大会(1)

大場 健司

韓国日本文化学会第51回国際学術大会(2)

全文

 

「九大日文」30 全文

 

 

 注:PDF版の公開に際して、以下の箇所を修正しています。

●4頁下段16行目:(誤)「圭人」→(正)「主人」

●20頁上段7行目:(誤)「【図3】」→(正)「【図4】」

●49頁下段21行目(誤)「二十三」→(正)「二三」

 

「九大日文」292017.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

大和田建樹の『明治唱歌』における作詞についての一考察

佐藤 慶治

「こゝろ」の告別―『三太郎の日記』の一節を補助線として―

髙槻 侑吾

宮沢賢治「種山ヶ原」と夏目漱石『夢十夜』―「楢の木」、「篝火」、「民俗学」―

賴 怡真

シナリオ「浅草公園」論―関東大震災の記憶と「花束」―

大石 富美

一九三七年前後における探偵小説の衰退と科学小説―蘭郁二郎の作風変化を中心に―

趙 蘂羅

〈被爆マリア像の首を盗む話〉小考―「マリアの首」『地の群れ』「ザ・パイロット」―

畑中 佳恵

『GOSICK』にみるGothic―桜庭一樹のライトノベルに関する研究ノート―

Martins Rafael

書評

 

王佑心著『〈文化翻訳〉で解く日本近現代文学―涙香・漱石・荷風・公房―』

大場 健司

滝口明祥著『太宰治ブームの系譜』

廖 韋娜

イベント・レビュー

 

抄録 公開講座「モダンの文学、モダンなアジア― 一九二〇、三〇年代の上海、台北、ソウル、そして福岡」

波潟 剛/李 征/呉 佩珍/キム・イェリ

東アジアと同時代日本語文学フォーラム

金 晶晶/尹 慧敏

二〇一六年度台湾日本語文学国際学術研討会「日本語文学研究と社会との連動」

大場 健司

全文

 

「九大日文」29 全文

 

 

 注:PDF版の公開に際して、以下の箇所を差し替え・修正しています。

●32頁:差し替え

●117頁上段「イベント・レビュー」のタイトル:(誤)「モダンの文学、モダンのアジア」→(正)「モダンの文学、モダンなアジア」

 

「九大日文」282016.10.01

題 目

執筆者

目次

 

特集 《夏目漱石没後100年》

 

漱石の文学観とイプセン―「文芸の哲学的基礎」「創作家の態度」を中心として―

藤本 晃嗣

夏目漱石「三四郎」試論―《ヴェラスケスの模写》が暗示する美禰子の〈運命〉―

髙槻 侑吾

ディレッタントとしての代助―ブールジェ『現代心理論集』と比較して―

毛利 郁子

交錯する惑星―前期沼波瓊音と漱石―

木下 宏一

論文

 

半井桃水「胡砂吹く風」論―『朝鮮紀聞』『鶏林医事』との比較を中心に―

金 裕美

「読者」からの距離と「筆者」たちの領域―高見順「故旧忘れ得べき」における「筆者」の饒舌、評論、沈黙について―

安河内 敬太

植民都市新京を眺める詩人と表象される都市―朴八陽、李吉生の詩を中心に

金 晶晶

書評

 

Richard F. Calichman. Beyond Nation: Time, Writing, and Community in the Work of Abe Kōbō

大場 健司

山内祥史著『若き日の日野啓三 昭和二十年代の文業』

髙橋 亮

イベント・レビュー

 

中華民國兒童文學學會『宮澤賢治及其文學』學術研討會

大場 健司

全文

 

「九大日文」28 全文

 

 

 注:PDF版の公開に際して、以下の箇所を修正しています。

●目次20-21行目:(誤)「Richard F. Calichman. Beyand Nation: Time, Writing, and community in the work of Abe Kōbō」→(正)「Richard F. Calichman. Beyond Nation: Time, Writing, and Community in the Work of Abe Kōbō

●大場健司執筆書評の本文タイトル(112頁):(誤)「Richard F. Calichman. Beyond Nation: Time, Writing, and community in the Work of Abe Kōbō」→(正)「Richard F. Calichman. Beyond Nation: Time, Writing, and Community in the Work of Abe Kōbō

 

「九大日文」272016.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

『行人』における禅―公案との関わりから―

藤本 晃嗣

徴用文学における〈南方〉表象の変容―北原武夫の場合―

尹 小娟

椎名麟三におけるユーモアの問題―カフカの〈二人〉を手がかりに―

金 慶湖

書評

 

山内祥史著『太宰治の『晩年』―成立と出版』

髙橋 亮

イベント・レビュー

 

二〇一五年度輔仁大学日本語文学科国際シンポジウム×「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」台湾大会「文化翻訳/翻訳文化」

大場 健司

国際会議「核・原爆と表象/文学」―原爆文学の彼方へ―

髙橋 亮

全文

 

「九大日文」27 全文

 

 

「九大日文」262015.10.01

題 目

執筆者

目次

 

特集 《文学と教育》

 

現代文『舞姫』の授業実践報告とその展望―「あなたが豊太郎ならどうしますか?」が問うもの―

岩下 祥子

太宰治「駆込み訴へ」講義実践―語り、読者、「ゆれる」―

茶園 梨加

『伊勢物語』の余白へ―円地文子「あくた川」論―

前田 知津子

小川洋子「電話アーティストの甥」「電話アーティストの恋人」の読み方

楠田 剛士

日比嘉高著『いま、大学で何が起こっているのか』

波潟 剛

論文

 

『こころ』の「先生」は「私」に何を書き残したのか―ポール・ブールジェと比較して―

毛利 郁子

小川未明「海蛍」論―李光洙「少年の悲哀」との比較より―

河内 重雄

蘭郁二郎〈美少女幻想〉論―『夢鬼』収録作品を中心に―

趙 蘂羅

佐多稲子の『分身』を読む―「混血現象」をめぐって―

趙 科

書評

 

関口安義著『続賢治童話を読む』

河内 重雄

イベント・レビュー

 

二〇一四年度福岡市文学館企画展「運動族 花田清輝―骨を斬らせて肉を斬る」

大場 健司

全文

 

「九大日文」26 全文

 

 

「九大日文」252015.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

『それから』における「誠」―夏目漱石と日本近世儒学の伝統―

藤本 晃嗣

夏目漱石『こころ』とポール・ブールジェ『弟子』を比較して―唯物論的決定論との対比の視点で―

毛利 郁子

聞き手「君」から書き手「筆者」へ―宇野浩二「長い恋仲」における「筆者」の役割―

安河内 敬太

映画を読む小説―芥川龍之介「影」論―

大石 富美

『満鮮日報』と朝鮮語モダニズム詩―李琇馨の詩を中心に―

金 晶晶

姦通する女たち―太宰治「冬の花火―三幕」精読―

石川 巧

遠藤周作とテレビ・ドラマ―脚本を手掛けた作品を中心に―

池田 静香

安部公房「ミリタリィ・ルック」あるいは実存主義的アナキズム―短編小説「保護色」、三島由紀夫、ロラン・バルト―

大場 健司

童話作家・あまんきみこにおける、宮沢賢治作品の影響について―「林」「金色」のモチーフを中心に―

髙橋 亮

イベント・レビュー

 

東アジアと同時代日本語文学フォーラム

金 晶晶

全文

 

「九大日文」25 全文

 

 

「九大日文」242014.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

尾形亀之助の詩における「中」とは何か―『色ガラスの街』に反映された相対性理論受容の考察から―

岩下 祥子

海野十三の科学小説観―一九三〇年前後の「科学小説」と「探偵小説」、そしてラジオ雑誌―

趙 蘂羅

「東アジア的同時性」の視座―1930年代モダニズム文学・文化に関する研究ノート―

波潟 剛

  (PDF版限定) 동아시아적 동시성 시좌 1930년대 모더니즘 문학문화에 관한 연구 노트

나미가타 쓰요시 (번역:조예라)

  PDF版限定)东亚的同性”2030年代代文学・文化的

波潟  (翻劉耕毓

  (PDF版限定)「東亞洲的共時性」的視點―關於1930年代現代主義文學・文化的研究筆記―

波潟 剛 (翻譯:賴怡真

中国雑誌「女声」文芸欄再論―上海で形成される宮沢賢治テクスト―

賴 怡真

倉橋由美子におけるボーヴォワール『第二の性』の受容―「私の〝第三の性〟」を中心に―

劉 苗苗

書評

 

河野龍也・佐藤淳一・古川裕佳・山根龍一・山本良編著『大学生のための文学トレーニング近代編』

髙橋 亮

ダニエル・ストラック著『近代文学の橋―風景描写における隠喩的解釈の可能性―』

安河内 敬太

イベント・レビュー

 

東呉大学日本語文学系「二〇一四年度日本語教育国際シンポジウム」

大場 健司

全文

 

「九大日文」24 全文

 

 

「九大日文」232014.03.31

題 目

執筆者

目次

 

小特集 《テクストの複数性―太宰治》

 

太宰治の「思ひ出」における「赤い糸」と中国の赤縄説話―沖縄に伝わる赤縄説話と「吉備津の釜」における「赤縄」を中心に―

劉 金宝

太宰治「道化の華」における作者「僕」に関する考察―物語を虚構として提示することによる効果について―

安河内 敬太

太宰治『パンドラの匣』論―〈かるみ〉の希求とその思想的背景―

河田 和子

論文

 

田村俊子の文学作品における死のモチーフ―女性の自死を中心に―

蘭 蘭

性愛と国家のホモロジー―『上海』戦争前夜の世界―

栗﨑 愛子

手記の向こう側へ―三島由紀夫『金閣寺』再論―

稲田 大貴

遠藤文学における「同伴者イエス」―「母なる神」からの飛躍と後退―

池田 静香

安部公房『燃えつきた地図』とナサニエル・ホーソーン「ウェイクフィールド」―安部公房のアメリカ文学受容とジャン=ポール・サルトル、大橋健三郎―

大場 健司

イベント・レビュー

 

東アジアと同時代日本文学フォーラム

嚴 基權

全文

 

「九大日文」23 全文

 

 

「九大日文」222013.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

宮沢賢治「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」と夢野久作『ドグラ・マグラ』の比較研究―ヘッケル、名刺、銀時計―

賴 怡真

中島敦「文字禍」論―「文字の霊」が発生する文字観のもたらす禍―

河内 重雄

遠藤周作『海と毒薬』論―汎神論的感覚との接合と対立―

池田 静香

書評

 

福田拓也著『尾形亀之助の詩―大正的「解体」から昭和的「無」へ―』

岩下 祥子

上野俊哉著『思想の不良たち―1950年代もう一つの精神史』

大場 健司

吉岡栄一著『村上春樹とイギリス―ハルキ、オーウェル、コンラッド』

柿﨑 隆宏

全文

 

「九大日文」22 全文

 

 

「九大日文」212013.03.29

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

韓国における日本新派劇の受容による文化変容―翻案小説と新派劇の交渉(一)―

申 美仙

「ひかりの素足」論―楢夫の「子捨て」におけるグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」との関連性―

賴 怡真

尾形亀之助著作目録

岩下 祥子

遠藤文学における「母なる神」―かくれ切支丹調査から得た成果―

池田 静香

書評

 

苅部直著『安部公房の都市』

大場 健司

全文

 

「九大日文」21 全文

 

 

 ※岩下祥子「尾形亀之助著作目録」は、雑誌掲載後に情報を追加した版を公開しています。

 

「九大日文」202012.10.01

題 目

執筆者

目次

 

目次

 

比喩が批評すること―『尾形亀之助全集』未収録資料の紹介と考察から―

岩下 祥子

京城だより④ 『定本久生十蘭全集』未収録資料紹介―「“酒の害”について」、「激流」を中心に―

嚴 基

中国雑誌「女声」の文芸欄をめぐって―宮沢賢治の「注文の多い料理店」を中心に―

賴 怡真

作家としての冒険―村上春樹『羊をめぐる冒険』論―

柿﨑 隆宏

日野啓三著作年譜

石田 忠彦

書評

 

河内重雄著『日本近・現代文学における知的障害者表象―私たちは人間をいかに語り得るか―』

長野 秀樹

関口安義著『芥川龍之介新論』

河内 重雄

全文

 

「九大日文」20 全文

 

 

 ※河内重雄執筆書評「関口安義著『芥川龍之介新論』」は、「九大日文」21号(2013.3.29)掲載の「正誤表」を反映させています。

 

「九大日文」192012.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

俳人の自伝的小説―深く視る、広く覧る―

野中 亮介

尾形亀之助と北川冬彦―「詩神第三回座談會」記録の紹介(『尾形亀之助全集』未収録)と「童心」論争の考察から―

岩下 祥子

新資料・張赫宙草稿「朝鮮八割・日本二割の取材」紹介ならびに解説

張 允麘

京城だより③ 『林芙美子全集』未収録資料紹介―ヨーロッパから帰国後の作品活動を中心に―

嚴 基

南方徴用作家の〈タイ〉―太平洋戦争下の日タイ表象―

TREERATSAKULCHAI Thanabhorn

『沈黙』論議を考える―日本の精神風土との格闘についての一考察―

池田 静香

断絶と連続性―村上春樹「貧乏な叔母んの話」論―

柿﨑 隆宏

書評

 

林相珉著『戦後在日コリアン表象の反・系譜―〈高度経済成長〉神話と保証なき主体』

川口 隆行

イベント・レビュー

 

韓国日本学会第八四回学術大会

波潟 剛

全文

 

「九大日文」19 全文

 

 

「九大日文」182011.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

水原秋櫻子のある山岳俳句―何故、秋櫻子は乗鞍岳を目指したか―

野中 亮介

尾形亀之助はなぜ書くか―『尾形亀之助全集』未収録資料の紹介と中村漁波林・黄瀛をめぐる詩壇一端の考察―

岩下 祥子

黒島伝治「渦巻ける烏の群」論―シベリア現地民にとっての日本軍―

河内 重雄

遠藤周作『死海のほとり』論―イエス、ねずみ、そしてもう一つの祈りの旅―

管原 とよ子

全文

 

「九大日文」18 全文

 

 

 ※PDF版の公開に際して、以下の箇所を修正しています。
  ●目次6行目:(誤)「黒島伝冶」→(正)「黒島伝治」

 

「九大日文」172011.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

京城だより② 『芥川龍之介全集』未収録資料紹介―宮崎光男との親交をめぐって―

嚴 基

不在の「作者」と造反する語り手―三島由紀夫『潮騒』論―

稲田 大貴

「呻き声」の彼方―『沈黙』への道―

池田 静香

「無力」なイエス像形象のための選択―遠藤周作『イエスの生涯』におけるE・シュタウファー『イエス その人と歴史』の引用のあり方―

管原 とよ子

書評

 

金成妍著『越境する文学―朝鮮児童文学の生成と日本児童文学者による口演童話活動』

中根 隆行

関口安義著『評伝長崎太郎』

河内 重雄

全文

 

「九大日文」17 全文

 

 

「九大日文」162010.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」論―大正七年からみる「ばけもの世界」とは―

賴 怡真

京城だより① 佐藤春夫全集未収録資料

嚴 基

野上彌生子「母親は何故に子供を愛するか」をめぐって―『野上彌生子全集』未収録資料の紹介を兼ねて―

松本 常彦

「月刊たかまつ」総目次

茶園 梨加

書評

 

石原千秋著『読者はどこにいるのか―書物の中の私たち』

稲田 大貴

呉美著『安部公房の〈戦後〉植民地経験と初期テクストをめぐって』

中野 和典

大城房美・一木順・本浜秀彦共編『マンガは越境する』

波潟 剛

芳川泰久著『村上春樹とハルキムラカミ―精神分析する作家』

柿﨑 隆宏

総目次

 

「九大日文」総目次

全文

 

「九大日文」16 全文

 

 「九大日文」152010.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「湖南の扇」論―中国革命との関係をめぐって―

劉 耕毓

長崎戦後サークル誌「芽だち」総目次

楠田 剛士

「作者」という仮面―三島由紀夫『仮面の告白』論―

稲田 大貴

村上春樹『風の歌を聴け』論―過去へと向かう語りをめぐって―

柿崎 隆宏

イベント・レビュー

 

『プロレタリア芸術とアヴァンギャルド―せめぎあう「物」と「身体」の一九二〇-三〇年代―』

波潟 剛

全文

 

「九大日文」15 全文

 

 「九大日文」142009.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

朝鮮における「新派」―演劇と小説との交渉―

申 美仙

『三四郎』に見られる陰陽の思想―漱石の「東西両洋思想」の表現として―

ストラック ダニエル

戦前期・高等教育の入学試験における「作文」課題一覧

石川 巧

坂口安吾「白痴」と芥川龍之介「羅生門」

長野 秀樹

書評

 

黄英著『宮沢賢治のユートピア志向―その生成、崩壊と再構築』

賴 怡真

河田和子著『戦時下の文学と<日本的なもの>―横光利一と保田與重郎―』

中原 豊

疋田雅昭、日高佳紀、日比嘉高編著『スポーツする文学 1920―30年代の文化詩学』

田代 ゆき

全文

 

「九大日文」14 全文

 

 注: 石川巧「戦前期・高等教育の入学試験における「作文」課題一覧」および「「九大日文」14 全文」は、執筆者の意向により、公開を控えさせていただきます。

 

 「九大日文」132009.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

明治九年士族反乱実録 飜刻② 『熊本戦争記』について

生住 昌大

漱石のイプセン受容をめぐって―明治四十年前後の漱石の文学観との関連から―

藤本 晃嗣

「藪の中」試論―真砂と武弘の服装を巡って―

TREERATSAKULCHAI Siriporn

昭和モダンと文化翻訳―エロ・グロ・ナンセンスの領域―

波潟 剛

  PDF版限定)쇼와 모던과 문화의 번역  에로 그로 넌센스 영역

나미가타 츠요시 (번역장윤향)

  (PDF版限定)昭和代化与文化翻    色情 去荒

波潟  :刘耕毓

  (PDF版限定)昭和摩登與文化翻譯─情色 怪奇 無意義的領域─

波潟 剛 (翻譯:白心卉)

山下清の語られ方―知的障害者を「天才画家」とすることについて―

河内 重雄

戦後サークル誌にみる文学の役割―北部九州のサークル誌① 日炭高松―

茶園 梨加

『豊饒の海』試論(3)―物語の終焉、そして聡子は「どこ」にいる?―

稲田 大貴

物語と記憶―村上春樹「レキシントンの幽霊」論―

中野 和典

書評

 

芦谷信和著『国木田独歩の文学圏』

河内 重雄

全文

 

「九大日文」13 全文

 

 

 注:PDF版の公開に際して、以下の箇所を修正しています。

●目次4行目:(誤)「関係から」→(正)「関連から」

●目次18行目:(誤)「芦屋信和著」→(正)「芦谷信和著」

●河内重雄執筆書評の本文タイトル(133頁):(誤)「芦屋信和著『国木田独歩の文学圏』」→(正)「芦谷信和著『国木田独歩の文学圏』」

●133頁1行目:(誤)「芦屋信和氏」→(正)「芦谷信和氏」

 

「九大日文」122008.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

昭和一〇年代における〈日本的なもの〉―横光利一の「厨房日記」から―

河田 和子

雑誌『アサヒ・スポーツ』の小説欄(下)―「鍛錬」の時代へ―

波潟 剛

作家としての〈立場〉をつくるということ―『川端康成/三島由紀夫 往復書簡』を読む―

石川 巧

『豊饒の海』試論(2)―物語られる「転生」をめぐって―

稲田 大貴

「ハナ」の政治学―梁石日『夜を賭けて』論―

林 相珉

小特集 《村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』論》

 

内なる闇へのイニシエーション―村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」論―

徐 忍宇

 変態(メタモルフォーゼ)〉する身体―村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」論―

田中 律子

地震のあとで―彼女は何を見ていたのか―

松本 常彦

書評

 

川口隆行著『原爆文学という問題領域(プロブレマティーク)

楠田 剛士

全文

 

「九大日文」12 全文

 

 

「九大日文」112008.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

明治九年士族反乱実録 翻刻①『ひらかな熊本山口賊徒追討録』

生住 昌大

久留島武彦の朝鮮口演 その二

金 成妍

外晩年の境地「知足」についての一考察―「蛇」「高瀬舟」「委蛇録」を中心として―

天野 愛子

雑誌『アサヒ・スポーツ』の小説欄(上) ―スポ根、ユーモア、そして戦争―

波潟 剛

テクスト構造に見る「深淵」―「深淵の人」と張赫宙―

張 允麘

『豊饒の海』試論(1)―聡子の言葉 『天人五衰』から『春の雪』へ―

稲田 大貴

特権的肉体論Ⅲ―口籠る民族的アイドル・張本勲論―

林 相珉

村上春樹「蜂蜜パイ」論―書いている自分へのコミットメント―

徐 忍宇

紹介・書評

 

『花田俊典の雪月花』

中西 由紀子

石川巧著『「国語」入試の近現代史』

久保田 裕子

全文

 

「九大日文」11 全文

 

 

 「九大日文」102007.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

久留島武彦の朝鮮口演 その一

金 成妍

芥川龍之介「偸盗」論―「白痴」の女が母になることの意味―

河内 重雄

『金閣寺』論―不能者のエクリチュール―

稲田 大貴

遠藤周作における歴史小説創作の意味―『王国への道 山田長政』から―

井上 絵里

名前からの逃避―「固有名」のアレゴリーとして読む「トニー滝谷」―

ソ イヌ

書評

 

古川ちかし・林珠雪・川口隆行編著『台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか―言語支配のもたらすもの―』

波潟 剛

書評『九州という思想』

長野 秀樹

全文

 

「九大日文」10 全文

 

 

「九大日文」092007.03.31

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

久留島武彦と「朝鮮」

金 成妍

外「蛇」論―語ることの価値―

天野 愛子

江戸川乱歩の退場―「断崖」における〈見せ消し〉の修辞学―

石川 巧

炭鉱夫が炭鉱夫の生活を書くということ―山崎喜与志作品はいかに読まれたか―

茶園 梨加

半人半獣の夢―「異人論」を通して読む『箱男』―

徐 忍宇

劣性の思想―安部公房『カンガルー・ノート』論―

中野 和典

書評

 

田中益三著『長く黄色い道―満州・女性・戦後』

波潟 剛

全文

 

「九大日文」09 全文

 

 

「九大日文」082006.10.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

実録出版とジャーナリズムの影―明治九年士族反乱に関して―

生住 昌大

新聞・雑誌を通してみた朝鮮児童文学の成立過程―朝鮮児童文学と巌谷小波 その五―

金 成妍

高度経済成長期における「知性」の変容―庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』論―

石川 巧

特権的肉体論Ⅱ―「商品」を生きる都はるみ・中上健次『天の歌 小説 都はるみ』に隠された戦略―

林 相珉

大江健三郎『静かな生活』論―〈「知的障害者」表象のためのモデル〉考察―

河内 重雄

雑誌「蒙疆文学」(日本語版)目次(下) 自一九四二年六月至一九四四年八月

阿 莉 塔

書評

 

田口律男著『都市テクスト論序説』

波潟 剛

全文

 

「九大日文」08 全文

 

 

「九大日文」072006.04.30

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

尾崎紅葉「恋の病」論―モリエール「いやいやながら医者にされ」の翻案としての―

酒井 美紀

「小僧の神様」の小僧は、なぜ「はかり屋の小僧」か

松本 常彦

巌谷小波が朝鮮に「読ませた」童話―朝鮮児童文学と巌谷小波 その四―

金 成妍

石井充「白痴」論―「白痴」という戦略―

河内 重雄

読むことの「客観」幻想―入試現代文のマークシート化をめぐって―

石川 巧

特権的肉体論Ⅰ―股裂きの主体を生きる李礼仙・「二都物語」を跨ぎつつ―

林 相珉

書評

 

書評『広島 記憶のポリティクス』―なぜ、いま、それ、なのか―

畑中 佳恵

蘇明仙著『大江健三郎論―〈神話形成〉の文学世界と歴史認識』

中野 和典

全文

 

「九大日文」07 全文

 

 

「九大日文」062005.06.01

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

川上眉山「絃聲」⇔Theodor Körner "Die Harfe"翻案文学論序説(三)―

末永 亮治

巌谷小波が朝鮮に「聞かせた」童話―朝鮮児童文学と巌谷小波 その三―

金 成妍

「根っこ」序説 Ⅴ―南島論と夢―

Barnaby Breaden

立候補する文学者―菊池寛の選挙戦をめぐって―

楠田 剛士

「野火」論―「離人症」を手がかりに―

河内 重雄

雑誌『蒙彊文学』(日本語版)目次(中) 自一九四二年六月至一九四四年八月

阿 莉 塔

《シンポジウム》九州という思想

石川 巧/川口 隆行/崎山 多美
土屋 忍/畑中 佳恵/Barnaby Breaden

全文

 

「九大日文」06 全文

 

 

 

「九大日文」05 花田俊典教授追悼号2004.12.01

 

題 目

執筆者

 目次

 

 追悼文

海老井 英次/山内 祥史/関井 光男/澤 正宏
関谷 一郎/浅子 逸男/飯倉 洋一/服部 英雄
清水 展/藤村 玲子/岩本 晃代/さかぐち・ひろし

 花田俊典教授著作目録

九州大学日本語文学会作成

 花田俊典教授年譜

石川 巧 編

論文

 

 翻案文学論序説(第二回)―翻案の構造―

末永 亮治

 白痴文学と教育―「春の鳥」を中心に―

河内 重雄

 「根っこ」序説 Ⅳ―夢・愛・ユートピア―

Barnaby Breaden

 〈人間を主とした写生文〉の行方―「我輩は猫である」・「朝寝」・「或る朝」―

田代 ゆき

 『彼岸過迄』における偶然性の問題

廣瀬 裕作

 或る殺意の言説―志賀直哉の場合―

小川 竜紀

 菊池寛「西南奇聞」論―〈裏切り〉の作用と〈放置〉の効果―

生住 昌大

 巌谷小波の「全鮮巡回お伽講演会」―朝鮮児童文学と巌谷小波 その二―

金 成妍

 佐多稲子の「ディスコース」と「性役割」変革の可能性

野本 泰子

 太宰治「竹青」試論―発話のポジションを考えながら―

周 琪

 記憶の始まりからの物語―檀一雄「母の手」と太宰治「思ひ出」―

長野 秀樹

 萩の風景―夏蜜柑、土塀、「萩の女」―

小野 恵

 大江健三郎の〈自己言及文学〉、その可能性

蘇 明仙

 「七番目の男」を迂回して、「こころ」へ

松本 常彦

 「終わり」の研究・序論―「終結感」と「オチ」に関する考察―

武内 さやか

 あたうかぎりエッセイへ―文学研究する「私」の言葉―

挽地(畑中)佳恵

 雑誌「蒙彊文学」(日本語版)解説及び目次(上)―自一九四二年六月至一九四四年八月―

阿 莉 塔

全文

 

 「九大日文」05 全文

 

 

「九大日文」042004.04.30

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「春の鳥」論―「英語と数学」の教師とは何か―

河内 重雄

「声」としての遺書―話すことから書くことへの変更について―

廣瀬 裕作

朝鮮における「近代児童文学」の始まり―朝鮮児童文学と巌谷小波 その一

金 成妍

「謡曲」鑑賞法の構築(下)―文芸復興期におけるヒューマニズムと古典美―

中西 由紀子

「ポーズ(POSE)」考―太宰治『新ハムレット』の場合(二)―「演技」「公私」の問題を論じつつ―

李 在錫

大学入試における現代文―帝国大学から新制大学へ―

石川 巧

「根っこ」序説 Ⅲ―夢・メタファー・進化論―

Barnaby Breaden

教科書に載る小説、載らない小説―芥川龍之介「羅生門」と山田詠美「僕は勉強ができない」―

花田 俊典

「長崎文庫」創設始末(下)―蔵書目録の復元―

大庭 卓也/矢毛 達之/田村 隆/菱岡 憲司

全文

 

「九大日文」04 全文

 

 

 「九大日文」032003.10.31   

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「長崎文庫」創設始末(上)―長崎における図書館事始―

大庭 卓也/田村 隆

入試「現代文」のはじまり―旧制高等学校・専門学校を中心に―

石川 巧

「根っこ」序説 Ⅱ―夢・接近と反復―島尾敏雄「孤島夢」をきっかけと して

Barnaby Breaden

「ポーズ(POSE)」考―太宰治『新ハムレット』の場合(一)―「演技」「公私」の問題を論じつつ―

李 在錫

悲願について―坂口安吾「日本文化私観」再考―   

花田 俊典

戦後日本における在日朝鮮人の分節と包摂(上)

趙 正民

〈神話形成〉のレトリックとしての反復 

蘇 明仙

全文

 

「九大日文」03 全文

 

 

「九大日文」022003.02.28   

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

洋式時計の表象―明治初年代の文学テクストから―

中野 和典

「文づかひ」の美術空間

田代 ゆき

尾崎紅葉とデカメロン―「鷹料理」と「三箇条」―

坂井 美紀

「良心の声」について―夏目漱石『こゝろ』と和辻哲郎の倫理学における「倫理」―

廣瀬 裕作

木下杢太郎の「支那」通信と「支那学」の成立

石川 巧

「謡曲」鑑賞法の構築(間奏)

中西 由紀子

菊池寛「形」鑑賞―松本清張の講演を援用しつつ―

花田 俊典

語れない自己の物語―金史良の「光の中に」論―

金 成妍

『新ハムレツト』を読むということ―還元主義から小説の独自性まで―

李 在錫

太宰治「瘤取り」を読む―「物語」及び物語る「私」―

周 琪

語らない復員者たち(中)―玉音放送の風景と井伏鱒二「遥拝隊長」―

内田 友子

「片腕」の幻の世界―《距離》を手がかりにして―

金 美廷

「遠藤周作」の審級(2)―フロイト・ユング理論との照合―

山下 静香

『懐かしい年への手紙』論―自作引用を考える―

蘇 明仙

全文

 

「九大日文」02 全文

 

 

「九大日文」012002.07.25

題 目

執筆者

目次

 

論文

 

「謡曲」鑑賞法の構築(上)

中西 由紀子

翻案文学論序説

末永 亮治

読者の席を考える―芥川龍之介「二つの手紙」と関わるために―

畑中 佳恵

〈古劇研究会〉と大正の劇文学(一)

石川 巧

「私」の体験と《表現》の間―「伊豆の踊子」を手がかりに―

金 美廷

「こをろ」の野遊び―事変下の「友達」交歓―

花田 俊典

リアリズム・幻想・法律 「断崖の錯覚」論 

李 在錫

いかにして主体を倫理となすか─和辻哲郎の「自他不二」について―

廣瀬 裕作

坂口安吾『文学のふるさと』試論―「何か、氷を抱きしめたやうな、切ない悲しさ、美しさ」の由来と行方を出発点に―

秋山 康文

周作人と与謝野晶子―両者の貞操論をめぐって―

阿 莉 塔

語らない復員者たち(上)―井伏鱒二「遥拝隊長」―

内田 友子

「根っこ」序説 Ⅰ―夢論/南島論/ヤポネシア 

Barnaby Breaden

「通訳性」の問題を考える―小島信夫『抱擁家族』における三輪俊介の「通訳性」を中心に―

趙 正民

文学テクストにおける表象と時間序説

中野 和典

多稲子のフェミニズム

野本 泰子

「遠藤周作」の審級(1)―「精神分析」的な「私」との距離・「勝呂」の獲得の仕方―

山下 静香

神話的世界を形成するもの―『いかに木を殺すか』を中心に

蘇 明仙

全文

 

「九大日文」01 全文

 

 


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