プロジェクト研究・研究集会支援
   成果報告
田中 良之先生
直野 章子先生
特色ある研究プロジェクト
   成果報告
阿部 芳久先生
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施 光恒先生
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 2010年度 研究支援 成果報告
 2011年度 研究支援 成果報告
ソウル大学校社会科学大学社会学科との継続的学術交流を目的とする研究集会の開催
研究代表者:直野 章子
 今回で3回目となるソウル大学社会科学大学社会学科と比較社会文化学府との学術交流会「記憶と表象から読む東アジアの20世紀」が、2011年7月29日から30日、九州大学伊都キャンパスおよび西新プラザにおいて行われました。今回は、比較社会文化学府の大学院生5名とソウル大学社会学科大学院生7名により研究発表が行われました。
 一日目の発表者と内容:
  ・ソウル大学 クォン・ドング「解放空間の学生問題」
・九州大学 四條知恵「長崎純心高等女学校の原爆の語り――永井隆からローマ教皇へ」
・九州大学 西山美久「現代ロシアにおける歴史的記憶――大祖国戦争とスターリンの評価をめぐる政策を中心に」
・ソウル大学 佐藤暁人「在韓華僑と冷戦――東アジアの再編成と排除の構図」
・九州大学 木下直子「ウーマン・リブの時代の女性解放運動――彼女たちと『慰安婦』被害者との距離」
・ソウル大学 パク・ヘナム「韓国言論を通してみる『日韓併合100年』の記憶」
・九州大学 福井令恵「ベルファストの記憶と表象――壁画という媒体からみえてくるもの」
・ソウル大学 カン・イナ「韓国社会におけるベトナム戦争参戦と記憶闘争」
 二日目の発表者と内容:
・九州大学 金泰植「在日学徒義勇軍表象の変遷について」
・ソウル大学 キム・ハンサン「1945-48年南韓での国家建設プロジェクトとアメリカの映画宣伝」
 今回は、九州大学側から政治学の学生が新たに発表してくれましたし、ソウル大学側も、初めて参加する博士課程後期の学生が発表するなど、以前から行われてきた学術交流会での議論を実証的にも理論的にも深めることができました。実質一日半の間に12名が発表するという強行スケジュールでしたが、言葉の壁も苦にならないほど、質疑応答や全体討論が活発にかわされました。それには、もちろん、通訳を務めてくれた学生たちの献身的な貢献があってのことです。
 「記憶と表象から読む東アジアの20世紀」というテーマのもと、3年の間、大学院生が中心となって国際的な学術交流会を継続してきましたが、そろそろ成果をまとめるべきだという機運が高まってきました。4回目となる来年度は、年度内の韓国での出版を目標に、ソウル大学側が交流会を企画することに合意して、2011年度の学術交流会は無事終了しました。