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アジア埋蔵文化財研究センター

運営組織

アジア埋蔵文化財研究センターは以下の5部門で構成されます。

運営組織

歴史文化財構築部門

従来の歴史情報研究部門を核に新たな教員を加え、出土資料の広域比較や出土文字資料の解読を行い、アジア諸地域の文化財を通じた歴史構築を行うことを目的とする。

  • 「アジア出土文字資料解析系」北アジアや東南アジアを含むアジア各地の出土文字資料の分析を通じて地域社会の具体相に迫る。
  • 「アジア先史・古代社会情報解析系」主として考古学の手法を用いて先史・古代東部ユーラシア地域の動向を解析する。
  • 「前近代中国文献史料解析系」主として文献史学の手法を用い、中国からの視点に立って前近代東アジア世界の歴史像を俯瞰する。
  • 「日本古代文献・出土文字資料解析系」日本古代の出土文字資料と文献史料との総合を通じて日本古代の地域社会の具体相に迫る。
  • 「日本中世社会情報解析系」地名情報や景観などの非文字資料の活用などを通じて日本中世の地域社会の具体相に迫る。
  • 「日本近世社会情報解析系」絵図などの画像資料の活用などを通じて日本近世の地域社会の具体相に迫る。
  • 「前近代朝鮮文献史料解析系」歴史地理情報と文献史料の総合を通じて前近代朝鮮社会の具体相に迫る。

文化財データ応用部門

文化財のデータ取得の多彩な方法の洗練化と、そこから取り出したビックデータの活用を通じて、文化変容の数理モデル化と人類の諸活動の復元を目指す。

  • 「発掘調査法開発系」高効率・高精度で埋蔵文化財調査を行うための調査法、およびそれに必要な連携・協力体制の開発をおこなう。
  • 「GIS解析法開発系」文化財に関する情報の空間秩序の整理・分析のための地理情報システム解析法開発をおこなう。
  • 「墳墓調査法開発系」国内およびアジア各地の墳墓調査法開発、それに必要な連携・協力体制の開発をおこなう。
  • 「古人骨分析系」出土人骨の精密分析による移動・婚姻など社会動態分析を行う。
  • 「物理探査技術開発系」地下の遺構を非破壊で解析する技術を開発する
  • 「建造物調査法開発系」文化財としての地上建造物、地下構造物の調査法の開発をおこなう。

文化財精密分析部門

貴重な文化財に対して、高精度な非破壊分析の方法の開発と応用を実施し、これまでらかにすることができなかった物質資料の移動の実態を解明し、そこから過去の人類の諸活動の復元を試みる。

  • 「同位体分析系」文化財の非破壊による高精度精密元素分析・同位体比分析を行う。
  • 「固体構造分析解析系」文化財を構成する物質の固体構造を非破壊で分析する。
  • 「考古資料年代測定技術開発系」考古資料の原産地を同定し物流経路と社会システムを明らかにすることを目的に、原材料構成物
  • 質の生成年代特定に資する非破壊同位体年代測定を高精度に実施するための技術開発を行う。
  • 「考古地磁気分析系」埋蔵文化財(遺跡・遺物)構成物質の磁気分析による年代測定を行う

古環境復元部門

過去の人類の生存環境の復元を、有機物・無機物試料の科学的データを基に高解像度に進めることを目的とする。

  • 「考古生物資料分析系」遺跡出土の動植物遺存体等から当時の環境・資源分析を行う。
  • 「気候/環境変動解析系」安定同位体を用いた古気候/環境変動解析を行う。
  • 「土壌環境分析系」遺跡周辺土壌の化学組成・同位体組成から、埋蔵文化財を包含する土壌環境の解析および当時の環境分析を行う。

文化財社会連携部門

文化財を中心とした社会連携を通じて、センターの諸活動の社会還元と地域や市民とのより良い連携を目指す。

  • 「公共考古学技術開発系」センターの独自の公共考古学を核にした調査実施と研究成果の公開・活用・社会政策貢献の技術・技法開発を行う。
  • 「文化財保護政策検証系」文化財保護のための国際取引規制や文化財返還問題に関する事例の検証等を行う。
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