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アジア埋蔵文化財研究センター

ご挨拶

九州大学アジア埋蔵文化財研究センターは、2013年の発足以来、「埋蔵文化財先端研究」をミッションの柱として、九州大学の自然科学系と人文社会科学系の関連諸分野を広く連結・融合する活動を行ってまいりました.本センターは当初「文化財調査法開発部門」,「精密分析部門」,「歴史情報研究部門」の3部門構成でスタートいたしましたが,2016年度九州大学改革活性化制度に再度採択され,新たに「年代測定部門」および「発掘調査社会連携部門」を増設し,あわせて本センター専任教員も1名増員され、現在、総勢23 名から構成される研究センターとなっております.この間,国内外の研究機関とも積極的な交流体制強化を図り,台湾の中央研究院歴史語言研究所,モンゴル科学アカデミー歴史学・考古学研究所,愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター,土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムと学術交流協定を締結するとともに,都城市教育委員会や鹿児島大学から学術研究員を受け入れて研究推進、またそのために必須の外部資金獲得にも邁進しております.また,埋蔵文化財研究の国際的先端研究拠点形成をめざして,アジア・欧米諸国の研究者を招聘するなど,活発な研究交流も推進されています.
 本センターメンバーによる箱崎地区元寇防塁や伊都キャンパスの埋蔵文化財に関する調査・研究をはじめとする九州大学内の考古学的研究は,学融合的アプローチをベースとして近年大きく進展しています.加えて、大型科研費等によるモンゴル,中国,台湾などアジア各国で展開される国際共同研究、それらにおける様々な先端的分析手法の実地適用を通して、本センターは「アジアにおける埋蔵文化財先端研究拠点」としての地位を確立しつつあります.また,科研・挑戦的萌芽研究による鉄文化財に関する考古・地球科学融合研究も実施され,他に類例のない考古学に関する統合的学際(文理融合)研究のモデル・ケースとして飛躍的に進展しています.このような本センターの活発な研究内容は,2018 年度も3つのニュースレターとして刊行され,学内外に配布され好評を博しています.多数の斬新な先進的研究成果を挙げることによって,国内外における本センターの知名度も高まっており,その結果として,地方自治体等からの依頼分析・共同研究も増加の一途をたどっています.
 2018年9月には,九州大学の伊都キャンパスへの移転完了にともない、本センター構成メンバーほぼ全員が新キャンパスに一同に集うこととなりました。世界の埋蔵文化財研究のシーンにおいては、高度な学融合的アプローチと、その成果のイノヴァティヴな発信による社会連携が加速的発展深化を続けております。そのような流れの中で、本センターも、学内他部局および国内外の関連研究機関との連携を一層確固たるものにしつつ,学融合的な埋蔵文化財先端研究と、その成果の国際発信・社会連携を拡充強化し,アジアにおける埋蔵文化財研究の「国際研究拠点」としての一層の発展・展開をおこなってまいります.
 みなさまのご支援を賜りますよう,今後ともよろしくお願い申し上げます.

九州大学アジア埋蔵文化財研究センター
センター長
溝口 孝司

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