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Kyushu University Advanced Asian Archaeological Research Center

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 九州大学「アジア埋蔵文化財研究センター」が発足して4年が経過しました.この間,本センターでは箱崎元寇防塁や伊都キャンパスの埋蔵文化財に関する調査・研究をはじめとする九州大学内の考古学的研究推進に大きく貢献するとともに,モンゴル,中国,台湾などアジア各国でも広く研究を展開し,「アジアにおける埋蔵文化財先端研究拠点」を目指して研究を推進してきました.また,群馬県金井東裏遺跡で発掘された「甲冑を着た古墳人」の歯牙・人骨解析(一部はNHKヒストリアで放送)を行うなど,他に類例のない考古学に関する統合的学際(文理融合)研究を飛躍的に進展させてきました.多数の斬新な先進的研究成果を挙げることによって,本センターの知名度も国内外において高まってきています.その結果,地方自治体等からの依頼分析,共同研究も増加の一途をたどっています.
 2013年の発足当初は,「文化財調査法開発部門」,「精密分析部門」,「歴史情報研究部門」の3部門構成で研究に取り組み始めましたが,2016年度九州大学改革活性化制度に再度採択され,新たに「年代測定部門」および「発掘調査社会連携部門」を増設し,あわせて本センター専任教員も1名増員され総勢22名から構成される研究センターとなっています.新設された「年代測定部門」では,九州地区では唯一の同位体精密年代測定が実施され,非破壊同位体年代測定を高精度に実施するための技術開発も行われます.また「発掘調査社会連携部門」では,本センターの独自の公共考古学を核にした調査実施と研究成果の公開・活用・社会政策貢献の技術・技法開発が実施される予定です.
 この間,台湾中央研究院歴史・語言研究所,モンゴル科学アカデミー歴史学・考古学研究所,愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター,土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムなど国内外の研究機関との学術交流協定締結も促進され,都城市教育委員会や鹿児島大学からも学術研究員を受け入れるとともに,アジア・欧米諸国の研究者を招聘するなど,活発な研究交流が推進されています.
 2018年4月には,本センターおよび関連部局の一部が伊都キャンパス・イーストゾーンに移転し,新たな研究棟において研究教育が展開されます.埋蔵文化財に関する分析技術の開発と社会連携事業等を強化しつつ,学内他部局および国内外の関連研究機関との連携を一層確固たるものにして,アジアにおける埋蔵文化財研究の「国際研究拠点」としての機能を一層強化したいと願っています.

九州大学アジア埋蔵文化財研究センター
センター長
小山内 康人

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