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 気候変動予測のための古気候解析  
 
 科学技術の進歩に伴い大量に消費される石油や石炭は、光合成という奇跡的な生命の営みの遺産に他ならない。植物と微生物によりもたらされた化石燃料の恵みを、人類はほとんど無意識のうちに享受し、数100 年間で使いつくそうとしている。そして、それが地球温暖化という問題を派生することが意識されつつあるが、私たちの将来の気候についての理解は漠然としたままであり、具体的に予測までの道のりは遠い。
  地球環境変動の将来予想は、超長期的天気予報だ。天気予報の信頼性は気象衛星や気象観測点の増加により、近年向上してきた。同じことが超長期的天気予報にもあてはまる。より信頼性の高い気候変動予測を行うには、長期的な過去の気候データの質/量両面での向上が求められる。これが古気候解析の目的である。


 過去の気候記録を追い求めて、私たちは海や山、あるいは砂漠や洞窟へと出かけ、時には地面に穴を掘る。
 大切なのは自然現象を観察する能力。野外調査をつうじて、私たちは研究試料を採集するとともに、大地と生命の営みを実感する。
 私たちが実施するプロジェクトでは、モンスーンアジア地域などでの統合国際深海掘削(IODP)やカトマンズ湖掘削などで得られた堆積物、あるいは鍾乳洞で発達する石筍から、高い解像度で地球環境変動の記録を読み取る。
  私たちは地球科学に課せられた命題を意識し、地球と生命の共生を願い、国際感覚豊かな若手科学者・教育者を育成することを心掛けている。
研究グループ構成メンバー:狩野彰宏・北 逸郎・大野正夫・桑原義博
ホームページ:http://www.scs.kyushu-u.ac.jp/earth/kano/